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葬儀用語 さ行

さいし
祭祀
詳細
祖先を祭ること。
祭祀を受け継ぐ権利保持者のことを「祭祀承継者」という。
さいしざいさん
祭祀財産
詳細
祖先の祭りのために使用される家系図,位牌,仏壇,墓碑,墓地などをいう。
これは一般の相続財産と切り離され,共同相続の対象とはされない。
さいしゅ
斎主
詳細
神葬祭を主宰する神職のことをいい、最高位の神官のことです。
キリスト教で言うと、「牧師」など、仏教で言うと「僧侶」のことです。
さいだん
祭壇
詳細
神や仏に供養を捧げるために設置された壇のことです。
一般的には白木壇で、彫刻してあるものが多く、布賭け壇・花祭壇などさまざまにアレンジされた祭壇があります。
宰領
詳細
火葬場で案内をしたり、火葬の立会をしたりする役割、またはその案内人です。
大型の火葬場では、一日に20件、30件という件数の火葬が行われていることも少なくありません。
たくさんの控室があり、来場する人は全員が喪服姿です。道がわからなくなることや、乗る予定のマイクロバスがどれだかわからなくなることもあります。
火葬場には、案内スタッフが常設していて、集まってきた人の案内をしています。
さいほうごくらくじょうど
西方極楽浄土
詳細
仏教における聖域であり、理想の世界のこと。宗派によって呼び方や概念に違いがある。西に向かってお参りすると浄土に向かってお参りすることになるといわれているため、東向きのお墓が好まれる傾向にある。また、一説には仏壇を設置するときの方角としてもよいとされる。
ざいらいぶっきょう
在来仏教
詳細
伝統的な仏教の宗派13派(法相宗、華厳宗、律宗、天台宗、真言宗、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗、時宗、融通念仏宗、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗)のこと。
仏教宗派一覧
さかき
詳細
関東から西に自生する植物で、日本では古来から神に供える神木とされてきました。
榊をいつお供えするかという明確な決まりはありませんが、
植物である以上毎日水をかえていつもみずみずしさを保つように心がけたほうが良いでしょう。
枯れてしまった榊をいつまでも神棚に供えているのはよくない。
樒(しきみ)とは別物。
榊
さかさごと
逆さごと
詳細
葬儀を行うなかでのしきたりです。
例えば死者の衣装(帷子)を左前に着せる。
枕元に屏風をひっくり返して立てる「逆さ屏風」。
水にお湯を注いで適温のお湯をつくる「逆さ水」。
死者のふとんを天地逆さにする「逆さ布団」といった作法・習俗があります。
さかさびょうぶ
逆さ屏風
詳細
故人の枕元にびょうぶを逆さに置くこと。
死後の世界は現世とは逆になっているという考え方から、「逆さ事」といって葬儀の際に日常生活とは逆のことを行ったり、逆さにして飾り付けたりする。
さかさみず
逆さ水
詳細
通常、ぬるま湯を作るときは、お湯の中に水を入れていきますが、湯灌の際は、逆さ水と言ってお水の中にお湯を入れてぬるま湯をつくります。また、ご遺体に湯をかける時も左手で柄杓に水を汲み、足もとから少しずつ身体に向かって掛けていきます。
さんかいき
三回忌
詳細
人の死後満2年、数えで3年目の忌日で、一周忌の翌年(2年目)の仏教的な忌日のこと。
神道での三年祭は亡くなった年から3年目に行うため、三回忌と三年祭は1年ずれることになる。
さんこつ
散骨
詳細
遺骨を火葬した後、さらに粉末状にしたお骨を海洋や山中にまく葬送のこと。
法律による規定はなく、公衆良俗に反しない限り違法ではないとされている。
さんじゃつくり
三社造り
詳細
神棚の代表的な造りの1つで、中心に天照皇大神宮、右に氏神、左に崇敬する神社のお札を置き、奉る形式。
さんじゅうさんかいき
三十三回忌
詳細
亡くなってから満32年目に行う年忌法要。
この三十三回忌か五十回忌を節目として、「弔い上げ」とする宗旨宗派が多い。「弔い上げ」とは、故人が極楽浄土へ旅立ったとすること。
さんぽう
三方
詳細
通常は檜などの素木(しらき)による木製で、折敷(おしき)と呼ばれる盆の下に直方体状の台(胴)がついた形をしている。台の三方向に穴があいていることから、「三方」と呼ばれる。
三方

しかばな
四華花
詳細
四華、四花、死花、紙花などと様々な呼び名がありますが、
すべて白い紙に横に細かく切れ目を入れて、細い棒に巻きつけた葬具の一種です。
昔は、近親者が悲しみを表す四華花をもって葬列に参加していましたが
葬列がなくなった今でも四華花を供えるしきたりは残っています。
四華花
しきじ
式辞
詳細
式の主催者側を代表して述べる挨拶のことです。
社葬のような大きな葬儀では、葬儀委員長が式辞を述べます。
一般的に故人の生涯を簡潔に振り返った後、故人の人柄、業績などを紹介し、
参列者への感謝の言葉で締めくくります。
しきねんさい
式年祭
詳細
神道における、仏式でいうところの年忌法要のこと。
決められた期間ごとに、神主に祝詞をあげてもらい、故人をしのぶ儀式。一年祭、三年祭、五年祭、十年祭と続く。特に一年祭は仏教でいう一周忌にあたり、大規模に執り行われることが多い。
また、葬儀以外で、神社で決められた時期に行われる祭祀(さいし)も式年祭と呼ばれる。
しきみ
詳細
一般的に供養のために花とともに供えられる代表的な植物の一つ。
古くから仏事や神事に使用されるほか、香りがよいので、線香やお香の原料にもなっている。
ただし、毒を持っているため誤って口にしないように注意する。
榊(さかき)とは別物。
樒
じしゅう
時宗
詳細
一遍上人を開祖とする仏教の宗派。
阿弥陀如来(あみだにょらい)を本尊とし、「南無阿弥陀仏」を常に唱えて仏と一体となり、やがて西方極楽浄土に往生することを確信する教え。
歴代の上人が、全国を広くめぐって念仏の教えを説くことを「遊行」といい、本山・遊行寺(神奈川県藤沢市)の名前の由来となっている。
しじゅうくにち
四十九日
詳細
人の死後49日間、および49日目にあたる日を指す。「七七日(しちしちにち・なななぬか)」と呼ばれることもある。
仏教では死者があの世へ旅立つ期間とされ、この期間を「中陰」または「中有」ともいう。
また、亡くなってから49日目に行われる法要を「四十九日法要」または「忌明け法要」といい、一般に忌中が明ける節目の時期とされる。納骨の時期として選ばれることも多い。
しじゅうくにちほうよう
四十九日法要
詳細
亡くなった日を1日目と数えて49日目に行う法要のこと。
仏教では、死後7日ごとに冥土で審判を受けるとされ、49日目に最後の審判がくだされて、故人が極楽へ旅立つという考え方があり、それに基づいたもの。
これを区切りとして忌明けとする場合が多い。
しぜんそう
自然葬
詳細
遺骨を墓などに納めることをしないで海や山の自然に帰すという葬送の総称のことをいいます。
日本で行う自然葬は、遺骨を粉末にして散骨するもので、散骨として捉えても問題はありません。
しで
紙垂
詳細
しめ縄、または玉串などにつけてたらす紙。古くは木綿を用いました。
紙垂
紙垂作り方
しにけしょう
死化粧
詳細
遺体に対し顔を整え、髭そりや口紅などで化粧を施すことです。
闘病のため頬がこけていた場合は、綿を含ませてふっくらとさせるなどします。
死後硬直が始まってしまうと思うように動かせないのでできるだけ早く丁寧に化粧を施します。
メイク専門業者もあります。
しにしょうぞく
死装束
詳細
故人に着せる衣装。仏教の場合は「仏衣(ぶつい)」といい、浄土へ巡礼する修行僧を模している。
経帷子(きょうかたびら)、三角頭巾、上帯、手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)、白足袋、草履、数珠、つえのほか、三途の川を渡るための六文銭、またそれを入れる頭陀袋(ずだぶくろ)など。
神道の場合は「浄衣(じょうえ)」といい、烏帽子(えぼし)や木笏(もくしゃく)などを添える。
また、最近では故人が生前愛用していた衣服を着せる場合もある。
経帷子浄衣
しにみず
死に水
詳細
末期の水(まつごのみず)。臨終の際に口に含ませる最後の水のことです。
一般的には、新しい筆か割り箸の先に脱脂綿をつけたものに茶碗の水を含ませ、臨終の人の唇を軽く潤します。
しのびて
しのび手
詳細
葬儀などで音を立てずに手を打ち合わせること。
神式の葬儀において、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の後に二礼二拍手一礼をする際、二拍手はしのび手で行う。
反対に、音を鳴らして手を打ち合わせることを「柏手(かしわで)」という。
じひつしょうしょうゆいごん
自筆証書遺言
詳細
自筆でしたためた遺言状のこと。
自筆証書遺言の場合、パソコンやワープロ、代筆などによるものは無効とされる。
ほかにも作成年月日が明確であること、署名捺印(なついん)があることなど、遺言状を有効とするためには一定の条件を満たさなければならない。
また、遺言執行時には家庭裁判所の検認を必要とする。
しぼうこうこく
死亡広告
詳細
葬儀日程などの案内を新聞に掲載する事。お悔やみ欄。
しぼうしんだんしょ
死亡診断書
詳細
診察していた患者が死亡したことを判定した医師が発行するものです。
事故死、変死、他殺、自殺などの死の場合は、司法解剖を警察が行い、警察医より「死体検案書」が発行されます。
しぼうとどけ
死亡届
詳細
死亡者の戸籍を抹消する届出書類として、主に死亡者の本籍地、死亡地、届出人の現住所地の順位で当該市区町村役場へ提出しなければならない。
死亡届の提出期限は届出者が死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡したときは,その事実を知った日から3か月以内)に届け出ることが必要である。
また、届出用紙は市区町村役場や病院等に備えられて、用紙サイズはA3横使いで中央から左側が死亡届、右側が死亡を診断した医師または歯科医師が記入する死亡診断書(死体を検案した医師が記入した場合は死体検案書)の併用形式が殆どである。
届出人の条件は同居の親族、同居していない親族、同居者、家主、地主、家屋管理人、土地管理人、公設所の長の順位。
土・日・祝・夜間を問わず24時間受け付けてくれる役所が多い。
最近では役所への手続きを葬儀社が代行することがほとんどです。提出後に火葬許可証が交付されます。
しみんそう・くみんそう
市民葬・区民葬
詳細
価格を低く抑えた葬儀の形態として、市民葬・区民葬があります。これは各自治体が統一価格を設定したプランであり、葬儀の運営主体は、たいていは自治体と取扱契約を提携した指定葬儀社が行います。ご利用いただく条件として、所得制限はなく、故人あるいは喪主がその自治体に住んでいられることが要求されます。
しゃそう
社葬
詳細
企業に貢献した人が亡くなった場合などに、会社主体で行う葬儀のこと。
社葬の場合、近親者のみの葬儀(密葬)を別途行うことが多いが、最近では両方を兼ねた合同葬の形をとることも増えた。
しゃり
舎利
詳細
火葬などにして、後に残った骨(遺骨)。寿司のしゃりの語源でもある。
しゅうかつ
終活
詳細
人生の最期を迎えるにあたって葬儀や墓、遺産整理などの準備を、元気なうちに行う活動のこと。エンディングノートの作成などもその一環。
しゅうき
周忌
詳細
一周忌のこと。人が死亡して満1年後の忌日で、満2年後の忌日は三回忌となる。
周忌と回忌を合わせて「年忌」と総称する。
しゅうきょうふもん
宗教不問
詳細
宗教的な条件を問わないこと。仏教、神道、キリスト教、あるいは無宗教でも可とされる。
しゅうこつ
収骨・集骨
詳細
火葬後に焼骨を拾い、骨壷に納めること。骨上げ
じゅうさんかいき
十三回忌
詳細
亡くなってから満12年目に行う年忌法要。親族や、故人が生前親しかった友人・知人などを招いて行われる。
七回忌、十三回忌のころから法要の規模はだんだんと縮小され、親族のみで営まれることが多い。
しゅうし
宗旨
詳細
信仰する宗教の教義のこと。
「宗旨・宗派不問」と書いてある場合、「在来仏教であれば宗派を問わない」という意味。
ちなみに、「宗教不問」であれば「どんな宗教でも(無宗教でも)問わない」という意味になる。
じゅかい
受戒
詳細
受戒とは、仏門に入るため仏弟子として戒律を受けることをいいます。
受戒は戒名を受け取るり頂くことであり、お坊さんだけでなく一般信徒も生前に戒名を受け取ることが可能です。
浄土真宗にはない。
キリスト教では受戒のことを洗礼といい、生前に名を頂くこと。
じゅず
数珠
詳細
仏・菩薩を拝むときや、念仏のときに用いる小珠をつないだ輪です。
珠の数は108を基本とし、倍、半分、そのた応用があり、材料もさまざまです。
「数珠」は、「ずず」とも読み、「珠数」、「誦珠」、「呪珠」とも書きます。
しゅうぞう
収蔵
詳細
納骨堂に遺骨(焼骨)を納めること。
法律上では、墓所に遺骨を納める場合は「埋蔵」、遺体を土葬する場合は「埋葬」と呼び、分けられている。
じゅうななかいき
十七回忌
詳細
亡くなってから満16年目に行う年忌法要。
親族・知人が集まり、自宅に僧侶を招くか、寺院で読経をしてもらう。
あるいは、会食しながら故人をしのぶこともある。
七回忌、十三回忌のころから法要の規模は縮小されるので、一般的に十七回忌を盛大に執り行うことは少ない。
しゅっかん
出棺
詳細
ご遺体が安置されている柩(ひつぎ)を、葬儀会場あるいは自宅から火葬場へと送り出すこと。
一般に、足が向いている方から柩を運び出すのがよいとされる。
親族や故人と縁の深い人は火葬場まで同行するが、それ以外の人は多くの場合、ここで最後のお別れとなる。
しゅみだん
須弥壇
詳細
寺院や仏壇で本尊を祭る場所のこと。
帝釈天が住まうといわれ、古くから神聖な山としてあがめられている「須弥山」が語源とされており、そのため「神聖な場所」という意味合いもある。仏壇などで仏様を祭っている場合も、こう呼ぶことがある。
じゅもくそう
樹木葬
詳細
墓石のかわりに樹木をモニュメントにした墓地のこと。「樹木葬墓地」ともいう。
「墓埋法(墓地、埋葬等に関する法律)」で墓地として許可を得た場所に遺骨を埋め、樹木を墓標として埋葬する方法であるが、はっきりとした形態の決まりがあるわけではない。
墓園全体を樹木葬専用とする霊園と、一般墓地の一画を樹木葬墓地としている霊園がある。
「樹林墓地」と呼ばれることもあるが、東京都の霊園においては樹木葬墓地と樹林墓地は区別されている。
じゅりょう
寿陵
詳細
生前にお墓を建立すること。
聖徳太子や秦の始皇帝などが寿陵であったことから、生前建墓は日本や中国では縁起がよいこととされている。
しょうけい
承継
詳細
お墓などの祭祀(さいし)財産を受け継ぐこと。
しょうこう
焼香
詳細
霊前において抹香を香炉にくべ、故人の冥福を祈念する儀式。
宗旨宗派によって、焼香の回数や額に押しいただくかどうかなど、作法が異なる。
いずれにしても、気持ちを込めて行うことが大切である。
●天台宗 抹香 3回
●真言宗 抹香 3回
●浄土宗 線香/抹香 とくに決まりはない
●浄土真宗 本願寺派 抹香 押しいただかずに1回
●浄土真宗 大谷派  抹香 押しいただかずに2回
●臨済宗 抹香 2回。1回目は押しいただき、2回目はそのまま落とす
●曹洞宗 抹香 1回目は押しいただき、2回目はそのまま落とす
●日蓮宗 抹香 とくに決まりはないが3回が多い

【立礼焼香のしかた・方法】
(1)数珠は左手に持ち、房(ふさ)の部分が下に来るようにします。焼香台に進む前に、遺族・僧侶に一礼してから焼香台の方に静かにすすみます。
(◎数珠は、仏教徒以外は持ちません。原則として数珠を持つ時は常に左手に持ちます)
(2)焼香台の前で止まり、遺影(故人の写真)見つめてから一度合掌します。
合掌の際は、 数珠を持った左手に、空いている右手を添えるようにして(または数珠を両手にかけて…宗派によって異なります)手を合わせます。
立礼焼香
(3)焼香台の右前にある抹香(粉末状の香)を、右手の親指・人さし指・中指、の三本の指でつまみ、頭を垂れるようにしたまま目を閉じながら額のあたりの高さまで捧げます。
(4)額までかかげた手をおろしながら、抹香を静かに左側の香炉の中に落とします。 3回行うが、2回目からは額にくべなくてもいい。
(この焼香の回数は宗派によって異なります)
人数が多く、混雑している時は、1回だけ丁寧にたけば良いでしょう。
(5)焼香が済んだら、もう一度合掌します。
(6)焼香台から下がり、僧侶・遺族に一礼をし、くるりと向きを変えて自分の席に戻ります。
焼香

しょうじんおとし
精進落とし
詳細
本来は、四十九日の忌明けを区切りとして、それまで断っていた肉や魚を使った通常の食事に戻すことをいう。
「精進上げ」や「お斎(とき)」など、宗旨宗派や地域によっていろいろな呼び方がある。
最近では、葬儀の後に初七日の法要を一緒に行って精進落としをすることも多い。
しょうつきめいにち
祥月命日
詳細
一周忌以降の亡くなった日と同じ日(命日)のことをいいます。
一般的には、死亡した翌年に行う一周忌をはじめに、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、
二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌にあたる祥月命日に親族などを呼んで法要を営みます。
じょうどしゅう
浄土宗
詳細
円光大師源空(法然上人)を開祖とする仏教の宗派の一つ。
阿弥陀如来(あみだにょらい)を本尊として祭り、「南無阿弥陀仏」と唱えれば極楽浄土へ行けると説く。
総本山は知恩院(京都府京都市)、ほかに七大本山として増上寺(東京都港区)、善光寺大本願(長野県長野市)など。
じょうどしんしゅうにしほんがんじは
浄土真宗西本願寺派
詳細
京都の西本願寺を本山とし、阿弥陀如来(あみだにょらい)を本尊とする浄土真宗の宗派の一つ。「浄土真宗本願寺派」とも呼ばれる。
浄土真宗は親鸞聖人が開き、中興の祖といわれる8代蓮如上人の時代に、民衆の間に急速に広まった。後にその勢力があまりに強大になったために、西本願寺と東本願寺に分立した。築地本願寺(東京都中央区)も本願寺派の寺院の一つ。
じょうどしんしゅうひがしほんがんじは
浄土真宗東本願寺派
詳細
京都の東本願寺を本山とし、阿弥陀如来(あみだにょらい)を本尊とする浄土真宗の宗派の一つ。「真宗大谷派」「お東さん」とも呼ばれる。
浄土真宗は親鸞聖人を開祖とし、8代蓮如上人によって大きく発展したが、1602年、東本願寺と西本願寺とに分かれた。
じょうぶつ
成仏
詳細
煩悩を断じて悟りを開く事。仏になる事。単に死をさすことも。
しょなのかほうよう
初七日法要
詳細
故人が亡くなってから初めて営む追善供養のこと。
宗旨宗派にもよるが、仏教では7日に一度、故人の行いに対して審判がくだされるという考え方がある。このため初七日忌以降、7日ごとに法要を行い、7回目の七七日忌をもって忌明けとされる。
しらきいはい
白木位牌
詳細
忌明けまでに一時的に使用される、簡素な造りの位牌。
仏教では、忌明けまでは故人の行く先が決まらないとされ、忌明け後は白木位牌を黒塗りの本位牌と取り替える。
なお、浄土真宗などのように位牌を使用しない宗派もある。
白木位牌
しらきさいだん
白木祭壇
詳細
祭壇の造りとして一般的なものの一つ。
葬儀の際に、ご遺体や遺影を安置する場所を「祭壇」といい、白木で組まれているので白木祭壇と呼ぶ。
白木祭壇
しんごんしゅう
真言宗
詳細
弘法大師・空海を開祖とする仏教の宗派の一つ。
本尊は大日如来で、すべての仏様は大日如来が姿を変えたものと考える。
「即身成仏」を説き、「密教の修行の実践により、誰でもただちに仏になれる」と教えた。
多くの派が存在し、本山やお唱えする文言もさまざまである。
総本山は高野山金剛峯寺
しんせん
神饌(物)
詳細
神にささげる食べ物のことです。
神道では生臭ものを控えるしきたりはありませんので、故人が生前好んでいたものであれば、
肉や魚なども常饌としてお供えできます。
しんとう
神道
詳細
日本で古くから信仰されてきた固有の文化に起源を持つ宗教です。
現在私達が奉じている神道という信仰は、皇室神道、神社神道、教派神道の三種を総称したものですが、
一般に神道という場合は、神社神道を指します。
しんとうさいだん
神道祭壇
詳細
仏式の白木祭壇とはちが神道では専用の祭壇を使用する。
神道祭壇

ずし
厨子
詳細
仏像や経典、仏舎利塔を納めるもので、中国の厨房 (料理室)の調度品を納める容器からその形が発展したものと考えられます。
厨子の形式には、一般的に両開きの扉を設け、屋根と台座のある独立したものです。
厨子
ずだぶくろ
頭陀袋
詳細
経巻、仏具、布施などを入れる、行脚する僧の持つ袋。このことから、だぶだぶの入れ物を頭陀袋ともいいます。死者の首にかけるのは、仏道修行の旅立ちに見立てたものです。

せいかさいだん
生花祭壇
詳細
葬儀式において生花のみを使用し作成する祭壇のことである。 仏式の葬儀において使用されている白木祭壇の上を生花で装飾したのが始まりとされる。
生花祭壇
せいさんしき
聖餐式
詳細
キリストがはりつけにされる前夜の、最後の食事を記念する儀式。パンとぶどう酒とを、キリストの肉・血になぞらえて、式に参加した人々に分ける。
プロテスタントで、イエス・キリストの血と肉を象徴するパンとぶどう酒を、死期の迫った信徒に牧師が分け与え、聖書を朗読し、安らかに召天されるよう祈る儀式。
せいしき
清拭
詳細
死後、故人の体をアルコールを含ませたガーゼなどで体を清め、その他の衛生上の処置を行うこと。
看護師など医療機関の関係者によって行われる事が多くエンゼルケアとも呼ばれる。
せいぜんよやく
生前予約
詳細
葬儀や供養に意思を反映したい、残された遺族に負担をかけたくない方などに、本人が生前のうちに自分の葬儀について葬儀社を選び、あらかじめ内容や費用、支払い方法、墓地などを決めて依頼しておくシステムです。
せいたいはいじゅ
聖体拝受
詳細
カトリックで、キリストの血と肉を象徴するぶどう酒とパンを神父が信徒に与えます。
せいばつのぎ
清祓の儀
詳細
神道における忌明けの儀式。
宗旨にもよるが、一般に忌明けの節目となる五十日祭の翌日に行われる。
墓前において神官を呼び、玉串奉奠(たまぐしほうてん)や祝詞の奏上を大々的に執り行う。
また、清祓の儀をもって神棚封じが解かれ、以後は平時と同様にお祭りする。
ぜんしゅう
禅宗
詳細
禅定を根本とする仏教の宗派。日本では臨済宗、曹洞宗、黄檗宗の三宗を総称して禅宗といいます。鎌倉初期に栄西とその弟子の道元が、宋の禅を日本に伝えました。栄西は臨済宗、道元は曹洞宗の開祖。黄檗宗は江戸時代に、明の隠元によって日本に伝えられました。
せいれいだな
精霊棚
詳細
お盆に先祖の霊を迎える際に、位牌(いはい)を安置し、供養の品物を供える棚のこと。「盆棚」ともいう。
馬と牛を模したきゅうりとなす、ほおずき、稲など、さまざまなもので飾り付けを行う。
棚の形式や供えるものは地域や宗旨宗派によって異なる。
なお、浄土真宗などでは精霊棚は造らない。
せがき
施餓鬼
詳細
お盆の時期に行われることが多い仏教行事の一つです。 餓鬼(がき)とは、俗にいう生前の悪行によって亡者の世界に落とされた魂や無縁仏となっているような霊や魂の事を言い、常に飢えと乾きに苦しんでいるものを指します。 そういう者たちにも食べ物や飲み物などの供物を施すことで餓鬼の供養を行う法要行事です。
せしゅ
施主
詳細
「布施する主」 という意味で、葬儀の費用を負担して運営する責任者。葬儀費用を負担する人です。
家族葬など小さいお葬式が主流である現在では、「喪主=施主」 というパターンが一般的です。
ぜんそうれん
全葬連
詳細
全日本葬祭業協同組合連合会 (全葬連)。経済産業大臣の認可を受ける日本最大の葬祭専門事業者団体。59の協同組合、1,337社(2017/10現在)の葬儀社が全葬連に加盟しています。
ぜんやさい
前夜祭
詳細
キリスト教プロテスタントにおける、仏式の通夜にあたる儀式。
キリスト教には通夜を行う習慣がなく、供養という考え方もあまりないため、故人に思いをはせ、しのぶという意味合いが強い。また、キリスト教では死は神のみもとに召されることを意味するため、参列する場合は「お悔やみ申しあげます」「ご愁傷さまです」などという言葉は使わない。
「御香典」は仏教用語なので使用せず、表書きは「お花料」などとする。

そうぎ
葬儀
詳細
死者を葬る儀式のこと。葬式。
仏教では、僧侶が読経し、参列者が焼香などを行う。
神道では、神官が式を執り行い、参列者は玉串奉奠(たまぐしほうてん)などを行う。
キリスト教では、牧師が行い、故人に花や賛美歌などをささげる。
近年では、音楽葬やフラワー葬などといった自由葬が行われることもある。
なお、葬儀と告別式は別々に行われていたが、最近では一緒に行われる1日葬や火葬のみで簡単なお別れで済ますことことも多い。
そうけ
葬家・宗家
詳細
故人の家族のこと。
そうとうしゅう
曹洞宗
詳細
わが国の主な禅宗の一つ。本山は永平寺(福井県吉田郡)と総持寺(神奈川県横浜市)。
南宋に渡り学んだ道元禅師が正伝の仏法を日本に伝え、その後、瑩山(けいざん)禅師が全国に広めた。
釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)を本尊とし、「南無釈迦牟尼仏」を唱える。
「只管打坐(しかんたざ)」といって坐禅の修行に最も重きを置く。
そくじつがえし
即日返し
詳細
葬儀当日にする香典返しのこと。
そくよう
粗供養
詳細
葬儀に会葬してくれた人に手渡す礼品のこと。
そとば
卒塔婆
詳細
死者の供養塔や墓標として伝えられ、頭部に五輪形を刻み、梵字などを記した6尺(8尺)板木。釈尊の遺骨を納めた仏塔である「ストゥーパ」が音訳されたもの。卒塔婆には経文や戒名、施主の名を書き、年回供養やお彼岸、お盆などに板塔婆を立て、墓前で読経してもらいます。
卒塔婆
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行

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